ジェンダーと法 2012年号 刑事司法/自己決定権(vol.9)
- 著者:ジェンダー法学会/編集
- 判型:A5判
- ページ数:192頁
- 発刊年月:2012年7月
- 定価:3,240円 (税込)
- ISBN/ISSN:1349-466X
目次
ジェンダーとナイーブ
――二宮 周平
I 刑事司法とジェンダー
●「女性化された」刑事司法を目指して
――問題提起/後藤弘子
●「男性化された」犯罪
――島岡まな
●女性薬物依存症者と生き延びるための「犯罪」
――上岡陽江
●ジェンダー視点による刑罰論・処罰論の再点検
――岡上雅美
●フロアとの討論
――矢野恵美
II 自己決定権とジェンダー――問題提起/三成美保
●現代社会における自己決定権の意義とジェンダー
――広渡清吾
●自己決定「能力」と「家族」──「労働世界」と「生活世界」の交錯
――水谷英夫
●自己決定と親密圏
――齊藤笑美子
●障がい児を産まない権利? 障がい児として生まれない権利?
――松本克美
●第三者による精子・卵子の提供と市場・自己決定権
――吉田克己
●フロアとの討論
――井上匡子・三成美保8
プレ企画報告
●災害とジェンダー
――遠藤 恵子
●年金とジェンダー──遺族年金の男女格差を考える
――嵩さやか
社会政策関連学会協議会主催研究会報告
ジェンダーと社会政策──各学協会はどうとらえてきたか
――神尾真知子
書 評
●木村愛子著『賃金衡平法制論』
――評者・宮地光子
●辻村みよ子編『かけがえのない個から──人権と家族をめぐる法と制度』ジェンダー社会科学の可能性第1巻
――評者・打越さく良
●キャサリン・マッキノン著『女の生,男の法(上)(下)』
――評者・岡野八代
●山下泰子,辻村みよ子,浅倉むつ子,二宮周平,戒能民江編『ジェンダー六法』
――評者・原田直子
論 説
クィア法理論からみる「婚姻」の意味をめぐる交渉──カナダ「市民婚姻法(Civil Marriage Act)」の制定過程を素材として
――佐藤美和
・ジェンダー法学会活動記録
・ジェンダー法学会機関誌『ジェンダーと法』投稿規程
・ジェンダー法学会・西尾学術奨励賞規程
・西尾学術奨励賞受賞者選考結果について──棚村政行
・ジェンダー法学会規約
・編集後記
・ジェンダー法学会設立趣意書