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ジェンダーと法 2020年号 ジェンダー平等/性被害と司法(vol.17)
■著者:ジェンダー法学会 編
■判型:A5判
■ページ数:180頁
■発刊年月:2020年8月
■定価:3,300円(税込)
■ISBN/ISSN:1349-466X
目次
- 国家戦略とジェンダー
中野 麻美
特別講演
日本の課題──女性差別撤廃条約採択40周年(1979─2019)
林 陽子
シンポジウムⅠ今後のジェンダー平等社会を展望する
- シンポジウムⅠ 今後のジェンダー平等社会を展望する
─男女共同参画社会基本法施行20年を振り返りつつ
企画趣旨/岡野 八代
・政治分野における男女共同参画をどう進めるか
~基本法から推進法への継承と発展~
三浦 まり
・ジェンダー規範に対峙する日本国憲法
笹沼 弘志
・司法分野における男女共同参画─20年の変化と課題
佐藤 倫子
・コメント及びフロアとの討論
清末 愛砂
シンポジウムⅡ 性被害と司法のジェンダーバイアス~刑事判決の分析から
- シンポジウムⅡ 性被害と司法のジェンダーバイアス~刑事判決の分析から
企画趣旨/吉田 容子
・性被害事件判決のジェンダー・バイアスはなぜ生まれるのか
角田由紀子
・「抗拒不能」の認識における知識帰属の実践
ジェンダーバイアスの「アウトソース」問題について
小宮 友根
・性犯罪被害者の精神鑑定─「抗拒不能」の心理学的説明─
小西 聖子
・コメント:私たち抜きで私たちのことを決めないで
山本 潤
・コメント:判例と性刑法改正─段階的類型化の必要性
斉藤 豊治
・フロア討論
竹下 博將
ワークショップ
- ワークショップA報告
女性差別撤廃条約個人通報制度:日本からの想定通報事例を考える
コーディネーター/軽部 恵子
- ワークショップB報告
DV被害者が居宅に住み続ける支援は可能か?
─「住まい」と「住むこと」の観点から考えるDV被害者支援─
コーディネーター/柿本 佳美
- ワークショップC報告
ジェンダー法学の視点からの法情報
~大学院生やロースクール学生,初学者を含めた研究者に向けて
コーディネーター/小澤 直子・大杉 麻美
- ワークショップD報告
リプロダクティブ・ヘルス&ライツと人工妊娠中絶
─「安全な中絶」をめぐる医と法と倫理の対話─
コーディネーター/後藤 弘子
書 評
・沼崎一郎著『「支配しない男」になる』
評者・伊藤 和子
・綾部六郎・池田弘乃編著『クィアと法 性規範の解放/開放のために』
評者・井上 匡子
・黒岩容子著『EU性差別禁止法理の展開─形式的平等から実質的平等へ,さらに次のステージへ』
評者・菅野 淑子
論説
- 論 説 児童福祉法と子ども・子育て支援法の交錯の下での子育て・女性支援
─幼児教育・保育無償化に伴う課題と保育制度の展望を中心に─
井上 従子
その他
- 若手セッション報告(川口かしみ)
- ジェンダー法学会活動記録
- ジェンダー法学会機関誌『ジェンダーと法』投稿規程
- ジェンダー法学会・西尾学術奨励賞規程
- ジェンダー法学会規約
- 編集後記
- ジェンダー法学会設立趣意書