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2020年第18回学術大会の概要
開催概要
2020年12月12日(土) 9:30-17:00 学術大会1日目
午前/ワークショップ、若手企画
午後/シンポⅠ(緊急コロナシンポ)
13日(日) 9:00-17:00 学術大会2日目
午前/ワークショップ&個別報告、総会
午後/シンポⅡ(性犯罪改正)
(1)大会は、すべてオンラインZoomで行います。懇親会は行いません。
(2)参加費 会員:参加費無料、非会員:参加費無料(事前申込が必要です)
(3)問い合わせ先:ジェンダー法学会事務局 mail@jagl.jp(会員専用)
(4)託児 ジェンダー法学会学術大会参加のために学会当日に会員が外部で託児サービスを利用された場合は、予算の範囲内で実費の半額補助を致します。今回はZoomによる開催なので、学術大会参加のための保育費補助は登壇者(シンポジウム・WS・個別報告の報告者・コメンテーター・司会者)に限定します。
① 外部の託児サービスを利用された場合は、学会当日ないし学会終了から3日以内に事務局宛に補助金申請をメールでお願いいたします(利用時間、料金、利用施設)。
② 領収書を郵送でジェンダー法学会事務局宛にお送り下さい(学会終了から1週間以内)。ご不明の点は、事務局までお問い合わせ下さい。
(5)オンラインZoom会議室のアドレス(URL)一覧表は、ジェンダー法学会ウェブサイトの「学術総会レジュメ」サイトに、学術総会の12月5日(土)までに掲載いたします。当日のトラブルを避けるため、学術大会前日までに必ずダウンロードしてください。
なお、「学術総会レジュメ」サイトへのアクセス方法については、郵送にて送付した「第18回学術総会プログラム」をご覧ください。
(6)レジュメについて 「学術総会レジュメ」サイトに掲載いたします。掲載期間は、学術大会当日および学術大会終了後1週間(12月12日(土)~12月20日(日))です。ただし、12月5日(土)以降、作業ができ次第、順次掲載していきますので、当日のトラブルを避けるため、できるかぎり前日までにダウンロードしておいてください。なお、レジュメは、当日Zoom会議参加者とのみ共有の場合もあります。
(7)会員は、事前申込の必要はありません。会議に入るときの名前は、「会員・氏名」としてください。
(8)非会員は事前申込が必要です。傍聴を希望される方は、こちらからお申し込みください。なお、受容人数に制限があります。また、傍聴申込締切は12月5日(土)です。
プログラム
2020年12月12日(土)学術大会1日目
9:30-11:30 ワークショップ(WS)A,B,C,D
(※4会場同時並行で行います)
WSA コロナ危機を受け、今「労働」に関し目指すべき行動変容とは―「生活時間」×ジェンダー視点で、「あるべき労働、あるべき生活」を考える
(企画責任者)圷由美子(東京駿河台法律事務所)
(報告者)圷由美子、渋谷 典子(NPO法人参画プラネット)、田巻 紘子(弁護士法人南部法律事務所)
WSB 生殖/養育の自由のフロンティア――憲法学と法哲学の観点から
(企画責任者)松田和樹(東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻基礎法学コース博士課程)
(報告者)吉良貴之(宇都宮共和大学)、川口かしみ(早稲田大学大学院政治学研究科研究生)、松田和樹
WSC 社会の実態とジェンダーの視点から面会交流を再考する−初の全国社会調査の試み−
(企画責任者)高田恭子(大阪工業大学)、山崎新(弁護士)
(報告者)高田恭子、藤間公太(社会保障・人口問題研究所)、神原文子(社会学者)、志水久夫(面会交流支援者)、山崎新(弁護士)、折井純(弁護士)
WSD ジェンダーの視点から見た刑務所―受刑者調査・刑務官調査の結果から
(企画責任者)矢野恵美(琉球大学法科大学院)
(報告者)矢野恵美、齋藤実(獨協大学法学部)、谷本拓郎(京都少年鑑別所)、西澤朋枝(高松少年鑑別所)
11:30-13:00 昼食休憩、若手企画
11:40-12:40 第7期第13回理事会
13:00-17:00 シンポジウムⅠ
緊急コロナシンポ パンデミック対策とジェンダー・バイアス――新型コロナウイルス感染症への対策が浮かび上がらせたもの――」
企画担当:三成美保(奈良女子大学)、中里見博(大阪電気通信大学)
■企画趣旨説明 三成美保
■基調講演
- 棟居徳子(早稲田大学、ゲスト)「公衆衛生上の緊急事態における人権及びジェンダーの視点の重要性:新型コロナウイルス感染症対策における留意点と課題」
- 落合恵美子(京都大学、ゲスト)「『ケア』の不可視化がもたらした家族・女性へのしわ寄せ」
■報告
- 菅野淑子(北海道教育大学)「雇用と労働環境に関する問題-コロナ禍における働き方とジェンダーの視点から」
- 立石直子(岐阜大学)「コロナ禍における家庭内の暴力(DV・児童虐待)の問題から見えてくること」
■コメント
〇法政策の比較
- 緒方桂子(南山大学)「ドイツ及び韓国における新型コロナウィルス危機下の家族ケアと仕事との両立」
- 南野佳代(京都女子大学)「比較の観点から──法政策・司法政策について」
〇支援現場から
甲斐田万智子(文京学院大学、ゲスト)「コロナの影響を受けた子どもたち──ジェンダーの視点から」
2020年12月13日 (日) 学術大会2日目
9:00-11:00 ワークショップ(WS)E & 個別報告A,B
(※3会場同時並行で行います)
WSE〔9:00-11:00〕DV 被害を受けた母親と子どもに対する取り組みとその課題-シンガポールにおける FV政策との比較を通して-
(企画責任者) 小口恵巳子(茨城女子短期大学)
(報告者)小口恵巳子、柴田美代子(東京ウィメンズプラザ主任専門員)、小川真理子(東北大学男女共同参画推進センター)
個別報告A 司会:竹下博將(第二東京弁護士会)、吉田容子(京都弁護士会)
1.〔9:00-10:00〕 養育費の簡易算定方式・算定表の問題点について―ジェンダーの視点からの批判とジェンダー平等への修正案― 中川瑞代(弁護士)
2.〔10:00-11:00〕 裁判例からみる性犯罪の問題点―フラワーデモを契機として― 蔡芸琦(筑波大学人文社会系助教)
個別報告B〔10:00-11:00〕 司会:矢野恵美(琉球大学)
2.日本の法学教育におけるジェンダーと法の状況
マーク・レヴィン(ハワイ大学ウィリアム・S・リチャードソン・ロースクール教授)
黒川真琴(ハワイ大学ウィリアム・S・リチャードソン・ロースクール修了生)
11:10-11:40 第18回総会(含む・西尾学術奨励賞授賞式)
11:40-12:40 第8期第1回理事会
11:40-13:00 昼食休憩
13:00-17:00 シンポジウムⅡ
「性犯罪改正の課題―国際水準とジェンダーを中心として」
企画担当:島岡まな(大阪大学)、伊藤和子(東京弁護士会)
(報告者)
1)伊藤和子「刑法改正の課題」(東京弁護士会)
2)岡上雅美「イスタンブール条約から見る性犯罪規制の現代的課題」(青山学院大学)
3)深町晋也「2016年改正以降のドイツ性犯罪規定」(立教大学、ゲスト)
4)島岡まな「フランス刑法性犯罪規定の特徴」(大阪大学)
5)矢野恵美「スウェーデンにおける2018年性犯罪規定改正の背景」(琉球大学)
6)河村有教「台湾刑法における性犯罪規定について」(長崎大学)
司会:後藤弘子(千葉大学)